名も無き詩人の奏でる詩

名前もない詩人が奏でる、ただの詩(うた)です

白昼夢…

また、ぼろかすに言われた

 もう何回目かわからんが、良ければと思ってやったこと、全否定されてやったこと否定される気持ち。言い返したところで誰も味方しないことはわかっていたから、黙っていたいけど、それはそれで何も解決にならない。

 結局体制が悪いのに、すべて俺らが悪いことにされてる。正直、逃げ場はない…

自然に、人を殺す想像がナチュラルに出た

 とびかかって首根っこ掴んで、倒したあとコメカミあたりの頭蓋骨の一番薄いところ狙って、手がどうなろうとかまわず、打ち込めば殺せるなって思った。意表をついて一気に。躊躇なく。しかも実行できそうな場所を想定して。

 ナチュラルにこの想像をしたときは、恐ろしかった。でもすぐそんな気持ちは消えた。やっと自分でもっと深いところの闇が持てるようになったって少しうれしかった。他人をゴミくずのように捨て去れる感情がもてる。普段から、人間なんてタダの歯車、代わりなんてはくほどいるって思ってたから、この感情は前からほしかった。冷酷な感情。すごくいい。

人間に価値はあるのか?

 べつに価値なんてないが、誰もが殺されたくないから、みんなで同じように命にコストをかけて、割に合わないようにしているのが、今の社会。だからコストに見合えば人は殺していい。実際、コストに見合うように殺され、命を差し出されているやつらだっている。命が等価値だっていうんだった、俺らとそいつらどこが違うんだ。

 命に差はある。コストの差がある。だが、コストは変動する。明日殺されるのはだれか、俺かもしれないしお前かもしれない。人間には同じように価値なんてない。